いまは6月にKAAT(神奈川県芸術劇場)で公演する作品のリハーサルの毎日です。今回「ジキル&ハイド」をテーマにしたソロ作品を構成・演出してくださる小野寺修二さんとは、「空白に落ちた男」でご一緒して以来2度目の創作で、今はスタジオで試行錯誤の毎日です。小野寺さんの作り出す世界はとても繊細かつ精密で、作業には莫大な時間を要しますが、そのひとつひとつが僕に表現者として新しい命を吹き込んでくれるんです。小野寺さんの持つ“美学”は、僕も共感するところが多く、一つ一つ納得しながら少しずつ進んでいます。
仕上がりが楽しみです。
もう一つは、イリ・キリアン振付「ブラック・バード」を中村恩恵さんと踊ります。キリアンさんの作品を踊るのは、僕が東京バレエ団在籍時以来で、本当に久しぶりです!しかも今回はキリアンさんの作品を熟知している恩恵さんと踊ることができ、これも新たな発見がありそうで、とても興奮しています。
ぜひ劇場でお会いしましょう!